２００９年発行の本。現在、著者は２人とも亡くなっている。
松平さんは、全盲のお母様より教育を受けた、しっかり躾けてもらったと書かれていた。お母様はヘレン・ケラーに会った事もあるらしい。戦争中、品川に住んでいたが、空襲の時も家の中にいて逃げることはなかったという。全盲なので介助者に迷惑をかけてしまうから、ということだったらしい。また、キューバ危機当時、世界選手権のためモスクワにいて、市民と一緒に日本人選手も避難訓練をさせれられたのだそうだ。ベトナム戦争の頃は、指導や試合、国際会議などで海外に行く機内で北爆に行くアメリカの爆撃機の大編隊を何度も眼下に見たということだった。なんともいえない気持ちだったろうなあ。
