村雨辰剛と申します。

村雨辰剛と申します。」村雨辰剛/著 (新潮社)を、読んだ。

著者は「趣味の園芸」に出演している庭師。

スウェーデンで生まれ育ち、10代の頃から日本の文化に興味を持ち、15歳から独学で日本語の勉強をはじめた。それはひたすら辞書で単語を覚えるというものだった。その後チャットもはじめた。高校生の時、チャットで知り合った愛知県に住む日本人男性宅に3か月ホームステイをした。どうしても部活を経験したかったので、近隣の高校に連絡をして部活(アメフト)に参加させてもらったとのこと。高校を卒業して日本にやってきた。最初は語学学校で教えていたが、自分のやりたいことではないと思い、造園業のアルバイトを始めた。その後、親方に弟子入りし、5年間修業して独立、今は個人事業主として庭師の仕事をしながら、TVの仕事もしているという。日本に帰化し親方につけてもらった名前が村雨辰剛だそうだ。なかなか興味深い人物だ。